映画の話。

2004年10月11日 未分類
本日、家主と共に「I,Robot」を観てきました。やつは「『モンスター』が観たい、そして鬱々したい!」と主張していましたが、私の「アシモフを観ずして何がロボ子か!何がクラスタか!」という強硬な主張に折れました。矢張りガンダムを見ないことにはサブカルの何割かが理解不能なように、原典に当たらずしてロボを理解するのは不可能ですよ。三原則がいかに働くか思い知れー!
以下何事もなかったかのように、細部のみに拘った感想。

近未来(もう「近」なのですよ!)ロボが当たり前のように雑踏を歩く世界がそこにある。主人公はちょっとした事故からロボ不信に陥った刑事。時々神経科に行ったほうがいいんじゃないかなーと思われる程度で、古き良きものを愛する以外には取り立てて特徴はありません。ていうかまあ、主人公としての基本は全部押さえてるのでオッケー。そんな彼が何故かロボを売って大成長した、ロボ供給会社の開発者トップの博士からお呼び出しを食らいます。博士はよくわからん問答を残して自殺済み。自殺した瞬間のデータはビルの管理システム(ヴィッキーという女性人格)からも失われ、引きこもり人間不信をこいていた博士がどうやって死んだのかは全くの謎。周囲は自殺だと言うけれど、ロボ不信の主人公は「誰がこの強化ガラスの窓叩き割ったんだよ」と、ロボ犯行説を主張。博士の引きこもり部屋を捜索したらなんと三原則に従わないロボ=名前はサニー発見!さあ逃げるサニーをダッシュで追跡だー!
燃えどころは、ビル内廊下でのサニーVS他のロボ。人間同士の殴り合いは見ててイマイチだけど、互いに一撃必殺の機構を持っているロボ同士の接近戦は息を飲むほどカッコいい。常に殴り合いがこういうのならトリガーハッピーやめてもいいなあ。ロボなら人間だと見えない骨格や筋肉の動きがそのまま見えるというのも素晴らしい。警部が乱入してきたロボを撃ち倒すところも素敵。クリーンヒットは爽快。
最初にサニーが疑問点として提示した「ウィンク」の使用や、トラウマ持ちの刑事のロボ不信の原因が目の前で解消されるところなんかはもうベッタベタの王道お約束。鉄板ですな。しかしこのお約束の強固さ故に安心してみていられると言うのも事実。つーかお約束好きにはたまりません。

……ものっそいここだけの話、途中から「はろわ」フィルターが稼動して、ヴィッキーがイズモに見えてしまったり色々と大変でした……。反対していたはずの家主が「かーずきー!!」と帰りの車で大変ご満悦だったのは忘れてあげた方がいいんだろうか。

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