ドストエフスキー、江川卓訳、新潮文庫。
「新約聖剣」やら「ひぐらし」やらに時間を取られて今月は恐ろしく冊数が少ないけれどもとりあえず「ドストエフスキー読んだぜ」と言えば、こいつに時間がかかったせいだと言い訳できる。多分。
訳のあまりのまずさに第一部で時が止まっていました。誰が発言したかわからないっつーのはあんまりではないのか……。ロシアの歴史や思想を殆ど知らないので、更に混乱しましたがそこら辺は自業自得としてあきらめるとしても!
指示語が具体的に誰を/何を指しているかわからないことが多い前半には泣きが入ったです。「君が言ったです」のような文章が平気で登場するのにも辟易したしな。一番アレだったのは「フランス語をカタカナ表記」で(以下略)。
ステパン氏はどうでもいいですよ。えんえんステパン氏のことを書いている第一部が非常につらかった。でも、ニコライ主導になった二部からは物凄い勢いで読みました。面白い。三倍速で読める。この勢いが下巻でも持続されるなら、下巻は二日くらいで読んでみせる!
ところで思想関係の部分で、途中までたいそうな勘違いをしていたことがわかったのでメモメモ。ロシアのキリスト教信者にとって、神と自然は同一のものではない。自然が人間を創造したという考えは、むしろ科学的な無神論である、と。自然イコール神であるところの日本人思考で読んでいたから、途中まで発言が矛盾してるよなこいつ、と派手に勘違いしていました。がっくり。
「新約聖剣」やら「ひぐらし」やらに時間を取られて今月は恐ろしく冊数が少ないけれどもとりあえず「ドストエフスキー読んだぜ」と言えば、こいつに時間がかかったせいだと言い訳できる。多分。
訳のあまりのまずさに第一部で時が止まっていました。誰が発言したかわからないっつーのはあんまりではないのか……。ロシアの歴史や思想を殆ど知らないので、更に混乱しましたがそこら辺は自業自得としてあきらめるとしても!
指示語が具体的に誰を/何を指しているかわからないことが多い前半には泣きが入ったです。「君が言ったです」のような文章が平気で登場するのにも辟易したしな。一番アレだったのは「フランス語をカタカナ表記」で(以下略)。
ステパン氏はどうでもいいですよ。えんえんステパン氏のことを書いている第一部が非常につらかった。でも、ニコライ主導になった二部からは物凄い勢いで読みました。面白い。三倍速で読める。この勢いが下巻でも持続されるなら、下巻は二日くらいで読んでみせる!
ところで思想関係の部分で、途中までたいそうな勘違いをしていたことがわかったのでメモメモ。ロシアのキリスト教信者にとって、神と自然は同一のものではない。自然が人間を創造したという考えは、むしろ科学的な無神論である、と。自然イコール神であるところの日本人思考で読んでいたから、途中まで発言が矛盾してるよなこいつ、と派手に勘違いしていました。がっくり。
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