『頭のいい人、悪い人の話し方』
2005年2月5日 未分類樋口裕一、PHP新書。
「こんな話し方をするのは頭の悪い人だと思われる!だからこうして改めよう」
一口に言えばそれだけなんだけれども、頭の悪い話し方の実例がぱっと浮かぶ辺りや、「これは頭が悪いよね」と分類される話し方や、人間観察の着目点が非常に面白い。対処法の冷めたまなざしも、時として起こる改善方法の投げ出しっぷりも大変笑いを誘う。
この手の本、つまり文学でも学術書でもない新書を買うのは実に久しぶり。これがいわゆる実用書・ビジネス書というやつなのか。
薄い。
高い。
面白い。
見事な三点セット。つまり、じっくり読まなくても理解できて、ざらっと読んで面白くて、そしてすぐに実用できれば良い、っていうのがこの手の本が売れるための要件だということをしみじみと感じた。そしてちょっと高いのがまた値段設定として実にいいところをついているなあ。
書かれたものの何倍という量の書かれなかったものが、行間からにじみ出ているのが勿体無くて勿体無くて。でもちゃんと書いてしまったら売れない、売れる実用書の範疇からはみ出してしまうというのがわかってジレンマ。個人的には売れなくてもいいからちゃんと書いてくれー、と思うんだけどそうもいかないんだろうなー。
面白くて物足りない。面白いからこそ物足りない。どうせなら「何故そのような話し方をするのか」というところまで各項目ごとに突っ込んだ解説が欲しかった。日本人は「話し方」についての修練が全く足りていないですよね。
だからといって書き方についての修練ができているかと問われると辛いところだけれども。
とりあえず自分でわかる範囲では頭の悪い話し方はしていない……わからない範囲でやらかしていたらもう手の施しようがない。
沈黙は金だが非常に難しい、とはよく言ったもんだ。
「こんな話し方をするのは頭の悪い人だと思われる!だからこうして改めよう」
一口に言えばそれだけなんだけれども、頭の悪い話し方の実例がぱっと浮かぶ辺りや、「これは頭が悪いよね」と分類される話し方や、人間観察の着目点が非常に面白い。対処法の冷めたまなざしも、時として起こる改善方法の投げ出しっぷりも大変笑いを誘う。
この手の本、つまり文学でも学術書でもない新書を買うのは実に久しぶり。これがいわゆる実用書・ビジネス書というやつなのか。
薄い。
高い。
面白い。
見事な三点セット。つまり、じっくり読まなくても理解できて、ざらっと読んで面白くて、そしてすぐに実用できれば良い、っていうのがこの手の本が売れるための要件だということをしみじみと感じた。そしてちょっと高いのがまた値段設定として実にいいところをついているなあ。
書かれたものの何倍という量の書かれなかったものが、行間からにじみ出ているのが勿体無くて勿体無くて。でもちゃんと書いてしまったら売れない、売れる実用書の範疇からはみ出してしまうというのがわかってジレンマ。個人的には売れなくてもいいからちゃんと書いてくれー、と思うんだけどそうもいかないんだろうなー。
面白くて物足りない。面白いからこそ物足りない。どうせなら「何故そのような話し方をするのか」というところまで各項目ごとに突っ込んだ解説が欲しかった。日本人は「話し方」についての修練が全く足りていないですよね。
だからといって書き方についての修練ができているかと問われると辛いところだけれども。
とりあえず自分でわかる範囲では頭の悪い話し方はしていない……わからない範囲でやらかしていたらもう手の施しようがない。
沈黙は金だが非常に難しい、とはよく言ったもんだ。
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