司馬遼太郎、新潮文庫。著者と体裁をうっかり書き落としていました。
下巻に入ってから、あまりに三成がアレなので読み進むのが困難でした。有能であることと天下を取る器量であることって実はそれほど関係ないのね。
そして今気付いたんですが、何も考えずに一発変換に従うと「光成」になってしまうのですね。上中巻の感想中で誤変換している自信があります。石田光成って誰だろう。
大将がおなか壊して雨の中うろうろって、おいおい。脱力することこの上なし。自分の身上の半分も使って召抱えた島左近を役立ててない点についても突っ込みたい。三成の性格の悪さは、あくまで子供の脊髄反射的なもので、家康のように人間が悪いのと違うのが敗因ですかしら。しかし子供の癇癪みたいなどうでもいい性格の問題で関ヶ原敗れ去りました、ってかなり情けないのでは。
大谷刑部と黒田如水がとにかく男前。黒田親父に比べると、いくら有能でも長政は二代目の優秀さしかないのだなあ、と天下に対する野心のなさにびっくりする。黒田親父は大人気ないわ天下取れそうだわ、悠々として人が悪い割りに可愛げに溢れてて素敵。
そして浅井も黒田も浅野も「長政」で混乱したわ!ええい、わたしの衰えた記憶力に止めを刺すような真似をすなー!
福島正則っておばかさんですね。途中から加藤清正が姿を見せなくなっていた。そういえば何処に行ったのかしら。安国寺も陣を張ってから立ち消えの謎。
伝令が走らないと、何が起こっているのか把握できない規模の戦闘って想像もつかない。家康の側についているえり抜き伝令「旗に五」の人たちがカッコいいなあ。今よりも情報の量がはるかに少なかった時代の、情報を制するものは勝負を制する関ヶ原。伝令が行って帰ってくるまでの間に全滅、なんていう事態もあったと思うと、先を見る目がなきゃ、いくさなんてやってられないんじゃないかしらん。関ヶ原の勝敗が九州に届くまで7日間。それで「速い」っていうんだから推して知れってことなんでしょうね。
この関ヶ原での痛恨を300年間持ち越して幕末に立ち上がる九州の藩を見ていると、歴史の連綿とした流れというものを実感します。
つわものどもがゆめのあとー。
下巻に入ってから、あまりに三成がアレなので読み進むのが困難でした。有能であることと天下を取る器量であることって実はそれほど関係ないのね。
そして今気付いたんですが、何も考えずに一発変換に従うと「光成」になってしまうのですね。上中巻の感想中で誤変換している自信があります。石田光成って誰だろう。
大将がおなか壊して雨の中うろうろって、おいおい。脱力することこの上なし。自分の身上の半分も使って召抱えた島左近を役立ててない点についても突っ込みたい。三成の性格の悪さは、あくまで子供の脊髄反射的なもので、家康のように人間が悪いのと違うのが敗因ですかしら。しかし子供の癇癪みたいなどうでもいい性格の問題で関ヶ原敗れ去りました、ってかなり情けないのでは。
大谷刑部と黒田如水がとにかく男前。黒田親父に比べると、いくら有能でも長政は二代目の優秀さしかないのだなあ、と天下に対する野心のなさにびっくりする。黒田親父は大人気ないわ天下取れそうだわ、悠々として人が悪い割りに可愛げに溢れてて素敵。
そして浅井も黒田も浅野も「長政」で混乱したわ!ええい、わたしの衰えた記憶力に止めを刺すような真似をすなー!
福島正則っておばかさんですね。途中から加藤清正が姿を見せなくなっていた。そういえば何処に行ったのかしら。安国寺も陣を張ってから立ち消えの謎。
伝令が走らないと、何が起こっているのか把握できない規模の戦闘って想像もつかない。家康の側についているえり抜き伝令「旗に五」の人たちがカッコいいなあ。今よりも情報の量がはるかに少なかった時代の、情報を制するものは勝負を制する関ヶ原。伝令が行って帰ってくるまでの間に全滅、なんていう事態もあったと思うと、先を見る目がなきゃ、いくさなんてやってられないんじゃないかしらん。関ヶ原の勝敗が九州に届くまで7日間。それで「速い」っていうんだから推して知れってことなんでしょうね。
この関ヶ原での痛恨を300年間持ち越して幕末に立ち上がる九州の藩を見ていると、歴史の連綿とした流れというものを実感します。
つわものどもがゆめのあとー。
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