『項羽と劉邦』(中巻)
2005年7月13日 未分類司馬遼太郎、新潮文庫。
なんだか半分以上が妄想感想。
「腐れ儒者ども生き埋めじゃー!」
「小僧、貴様語るに足らん!」
などの言葉が日常的に飛び交うみじんこ家。そういえば以前家主に「みじんこよ、汝は我が鶏肋なり」と言われ「け、けいろくー?!くきー!」となった記憶があります。
子房って言ってよ。
中巻まで張良と韓信が本格的に登場しないことにびっくり。片々と名前が上がっているくらいの上巻には舌を巻く。
智謀三人組が登場した時点で、一押しはやはり蕭何。この民政好き文官を見逃していた自分が信じられない。文官なのにやってることは兵站後方支援というのがまた素晴らしい。補給線の地味さにときめかなくて何がいくさか!生きている間も死んでからももっとも評判のいい政治家というのも笑ってしまいました。登場してからずっと鎮撫しっぱなし。きっと政治が95超えてて、配置して放置しておくだけで治安がアホみたいに上昇するんだぜ。伝説だけに、100いくかもしれない。残りの二人もきっと数値換算すると97とか98とかたたき出してくれるに違いない。そんな妄想。
関中入りから螢陽落ちまで。世に名高い鴻門の会やらなにやら詰まっていて大変懐かしい気分です。「寸毫寸毫」呟きながら読み下しした「関中に入ったら略奪禁止ー!」や、「夜に錦」もこの辺りだったなあ。高校生はもっと本を読むと人生が楽しいと思われます。原文探したら、当たり前ですが「張良」って字があってどっきり。どらまちっく中国。それにしても日本人って中国の歴史が熱狂的に好きですよね。
先日まで『関ヶ原』を読んでいたので、国土の異常な広さと、それを端から端まで移動する、始皇帝をはじめとする英雄の行動範囲の広さに度肝を抜かれました。スケールが違いすぎる……3万の軍隊が、増えに増えて56万!もう想像の範疇にありません。小さい市だと3万人くらいしかいなかったりするのに、出てくるところはともかく、それがまとまって移動して、まとまって食べていく。そしてまとまって戦ってまとまって死ぬんですよ!どんな規模だ。
会稽と咸陽が地図の端だって気付かないで、最初困ってしまいました。そういえば上巻は折込地図がついているのですが、大体の行軍経路がたどれてとても便利です。
張良さんが見た目美青年なのに行動が美少女っぽくて、読み進めつつなんどか「この美少女が!」と突っ込んでしまいました。もういっそ美少女であってくれれば(以下略)。蕭何と韓信と張良は歴史に残る智将なのに仲が良くて面白い。仲良し智謀トリオ。武勇で目立つ人がごく少ない編成って珍しいなあ。
これは、と思う場面を拾っていたらきりがなくなったのでやめます。字面でなんとなく意味が解るけど、正確なところは辞書に頼るしかない(それも広辞苑クラスでないと大変)単語がばらばら出てくるのでおそろしいです。「斉」をなんと読むのか毎回迷うのは何故だろう。「せい」ですよ「せい」、「さい」じゃないです。
いい場面紹介を削ったら、ほとんどが妄想感想という罠。
章邯の転落ぶりが哀れでなりません。
今更ながら「官」「吏」二文字の意味の違いを知りたい。
なんだか半分以上が妄想感想。
「腐れ儒者ども生き埋めじゃー!」
「小僧、貴様語るに足らん!」
などの言葉が日常的に飛び交うみじんこ家。そういえば以前家主に「みじんこよ、汝は我が鶏肋なり」と言われ「け、けいろくー?!くきー!」となった記憶があります。
子房って言ってよ。
中巻まで張良と韓信が本格的に登場しないことにびっくり。片々と名前が上がっているくらいの上巻には舌を巻く。
智謀三人組が登場した時点で、一押しはやはり蕭何。この民政好き文官を見逃していた自分が信じられない。文官なのにやってることは兵站後方支援というのがまた素晴らしい。補給線の地味さにときめかなくて何がいくさか!生きている間も死んでからももっとも評判のいい政治家というのも笑ってしまいました。登場してからずっと鎮撫しっぱなし。きっと政治が95超えてて、配置して放置しておくだけで治安がアホみたいに上昇するんだぜ。伝説だけに、100いくかもしれない。残りの二人もきっと数値換算すると97とか98とかたたき出してくれるに違いない。そんな妄想。
関中入りから螢陽落ちまで。世に名高い鴻門の会やらなにやら詰まっていて大変懐かしい気分です。「寸毫寸毫」呟きながら読み下しした「関中に入ったら略奪禁止ー!」や、「夜に錦」もこの辺りだったなあ。高校生はもっと本を読むと人生が楽しいと思われます。原文探したら、当たり前ですが「張良」って字があってどっきり。どらまちっく中国。それにしても日本人って中国の歴史が熱狂的に好きですよね。
先日まで『関ヶ原』を読んでいたので、国土の異常な広さと、それを端から端まで移動する、始皇帝をはじめとする英雄の行動範囲の広さに度肝を抜かれました。スケールが違いすぎる……3万の軍隊が、増えに増えて56万!もう想像の範疇にありません。小さい市だと3万人くらいしかいなかったりするのに、出てくるところはともかく、それがまとまって移動して、まとまって食べていく。そしてまとまって戦ってまとまって死ぬんですよ!どんな規模だ。
会稽と咸陽が地図の端だって気付かないで、最初困ってしまいました。そういえば上巻は折込地図がついているのですが、大体の行軍経路がたどれてとても便利です。
張良さんが見た目美青年なのに行動が美少女っぽくて、読み進めつつなんどか「この美少女が!」と突っ込んでしまいました。もういっそ美少女であってくれれば(以下略)。蕭何と韓信と張良は歴史に残る智将なのに仲が良くて面白い。仲良し智謀トリオ。武勇で目立つ人がごく少ない編成って珍しいなあ。
これは、と思う場面を拾っていたらきりがなくなったのでやめます。字面でなんとなく意味が解るけど、正確なところは辞書に頼るしかない(それも広辞苑クラスでないと大変)単語がばらばら出てくるのでおそろしいです。「斉」をなんと読むのか毎回迷うのは何故だろう。「せい」ですよ「せい」、「さい」じゃないです。
いい場面紹介を削ったら、ほとんどが妄想感想という罠。
章邯の転落ぶりが哀れでなりません。
今更ながら「官」「吏」二文字の意味の違いを知りたい。
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