ろくごまるに、富士見ファンタジア文庫。「封仙娘娘追宝録」シリーズ1・2巻。

5年ぶりに新刊が出たということで、借りて読みました。持ち主から聞く前評判。
「殷雷刀かわいいよ殷雷刀」
そうか、刀で擬人化すると男の殷雷が可愛いと申すか持ち主(27歳男)よ。
度し難い業の深さよのう。
ざくっと読みました。以下感想。

『天を騒がす落とし物』
下半分が白いよ!下半分どころか改行が多くてページの半分くらいが白い気がするよ!
ヒロイン仙人がうっかりして宝具を人間界にぶちまける。人間に戻って拾いにいく。護衛に刀の宝具をつけてもらう。刀は人型に化けるし意思もあるし喋りますよーというところからはじまる一人と一本の珍道中。
・前評判どおり刀は結構可愛い。
・後半の展開はやすぎ。
・非常にベタだけど、器物がその本性によって能力を発揮し/制限されながら戦うのってときめくよね。

『嵐を招く道士たち』
・回収が進むほどインフレする敵味方の戦力を調整するために気をつけている作者の手の内が露骨過ぎてちょっと困る。
・ときどき登場人物の心理展開がはやすぎる。
・シリアスとギャグの絶妙な配分、というか境界線をぎりぎり綱渡りタイトロ−プダンサーな空気がおもしろくてよいですね。

ここでやめてやるー!ということはなく、むしろさー次巻行ってみようー!という楽しさ。

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