『オイレンシュピーゲル壱』角川スニーカー文庫
『スプライトシュピーゲル?』富士見ファンタジア文庫
冲方丁の、企画連動(シェアードワールド?)ノベル。

買ってきた日に読み終わったのにこの放置はどうなのー。
またしても購入時の日記のリンクを探すのが面倒な状況に。もういっそコピペでなんとかしようかしら。
そして面倒ついでに感想は2冊まとめて。

『スプライト』は1冊6話、『オイレン』が1冊3話。連載誌の関係なんでしょうが、同じエピソード分量で倍の話数かかってる『スプライト』がぐだぐだ。鳳が前に出すぎてて他の二人が妙に薄いしなー。読むときは『スプライト』→『オイレン』の順に読んだほうが楽しいですな。特に副長が。
『スプライト』の素敵ポイントを箇条書き。
・乙の可憐なかかと。
・冬真(吹雪と比較しての話)
・「ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ」(ルビ)の嵐。
・シャーリーン&ヘルガの大人女性組
ルビの嵐は斬新すぎて見た瞬間爆笑しました。冲方は記号多用で当たり前、とわかったつもりで読んでると、予想を斜め上に裏切られてカウンター直撃。
『オイレン』はじっくり1話ずつ練られた感じでとてもよいですね。特に二話の陽炎の「私/彼女」のエピソードが素晴らしくツボったー!年上の男に弱いなんて陽炎かわいいよ陽炎。意外とアホだよ陽炎。
ビジュアル的な話をすれば、もちろん涼月が一番好みなんですけどもー。
しかしスニーカーは最近寛大すぎないか。まさかライトノベルで「生えてない」を目の当たりにする日がこようとは思わなんだ。夕霧の虐殺具合とか本当に大丈夫なのか。
風に揺れるさらさらの短い黒髪/黒い切れ長の目/乳性石鹸のような白い肌。(中略)すらりとした脚に黒いピンストライプのガータータイツ/丸い爪先の黒いエナメル靴――愛らしさと唯我独尊のトイプードルの風情。
わかってる冲方丁!
わかってるを通り越して踊らされている自分が怖いです。
それにしてもおっさんが格好いいよおっさんズが。おっさんと美少女が素敵に書ける人は世の宝です。

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