アスキー・メディアワークス、電撃文庫

牧野修の名前を電撃文庫で見ることになるとは、夢想だにしなかったです。目を点にしつつ確保。まさかの邪神ネタに盛大に吹いた。なんですか最近のラノベは邪神大流行なんですか、と思ったけどこのひとの場合流行と関係なくこうなんだよな……。
「邪神法人」という、人間に憑依させた邪神に法人格を与えるトンでも設定。既刊を読んだことがあるひとならいつ踏み外すかとひやひやしますが、いつものえげつなさ・グロさはなりをひそめて、絶妙な「ラノベ」のラインぎりぎりを滑ってく。
しかも泣かせる話・青春バカ万歳なんだぜ。面白かったです。

しかし終盤、敵に追われて逃げる辺りが携帯小説みたいになってたのはとても残念でした。何故前半の文章でそのまま行ってくれなかったか。
角川ホラー文庫の、携帯小説再録のあれにがっかりした人も、ここで脱落しないでこらえて最後まで読んで!ラストは持ち直しますので。
そういえば今月だか来月の新刊予定に角川文庫で新作あったけど、また携帯小説の再録なんでしょうか……。

みっしりした牧野修が読みたい。まだ買ってない既刊あさってこよう。


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メディアマーカーのメモに書いた感想。微妙に手を入れつつ移動させてきました。

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