雑記

2010年3月25日 雑記
最近おっさん向けメディアのエロの味がしみじみといいなあと思われるようになりました。思想評論系のひとから見たら、暴力も暴力な性的偏見と差別に満ち満ちてるんでしょうけど、その考えてなさつーか粗暴さがかえって馬鹿馬鹿しい楽しさに直結してるというか。
世代ごとに馴染みのある表現とか文脈とかが違うんだなーというのも実感されます。
萌え込みの青年男性向けエロと、おっさん以上向けのエロとの間にある一線が、フランス書院の美少女文庫の作家陣に見えるような気がします。
美少女文庫は、ラノベとフランス書院の黒い文庫との間に横たわる線引きとして見ると非常に興味深いラインナップです。ラノベ&美少女文庫で書いている作家と、美少女文庫&一般向けエロで書いている作家は簡単に見つけられるのに、ラノベ(&美少女文庫)&一般向けエロで書いてる作家はにわかには見当たらなかったりする。

というようなことを考えているんですが、ブックオフ辺りで1冊100円くらいで投げ売りされてないかなフランス書院の黒い文庫。まとめ買いしたい。

最近といえば、なにゆえに十七、八くらいの娘さんが書いた文章が好きで好きでしょうがないのかが唐突に理解されたのですが、むしろ理解したくなかったよそんな自分の本性……、と自分にげんなりしました。
期間限定真珠の涙、のために他人にずっと不幸でいてくれんかなーと素で言い出しそうな人間性ってどうかしてるわ!
物語を必要とするのは不幸な人間だっていう真理は、読み手書き手ともに当てはまるんじゃないかなー。


館ものは当然のように内部の時空間がねじれておかしげなことになるけど、館ものでなくループものでない、時間SFものでない作品でこの変なねじれを扱ってる作品てないのかな。単純に一回ねじっただけでなく、普通に考えていったら繋がらないような矛盾した捩れかたしてると最高に素敵なんですが。
というか館ものやってる小説ってないのかよー。大抵殺人事件で推理小説になっちゃうんだけど。わたしが求めてるのはそうじゃないんだ。野放図に館が広がりまくるため、入ったら出られなくなって、ついでに時間もねじれにねじれた挙句、出られなくなった自分を入ってきた自分が知らずに刺し殺しちゃうような奴が読みたいんだー。
ところでウィンチェスター邸は本当に素敵ですよね。あんなものが実在するなんて心震えるわ。

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