『昴』の連載再開に沸き立ったところへ『HUNTER×HUNTER』の再開予告まできてびっくりうはー、本日『精霊使い』の新刊情報に目が点に!
この勢いであれとかこれとかの新刊もお頼み申す天よ。

近所の本屋にはあまり置いてない類の文庫を、一気に取り寄せ頼んできました。方向性としては海外SFで硬派ファンタジーで純文でエンターテイメントで幻想耽美?
わたしは自分の趣味を「マイナーメジャー」であると信じているのですが、最近それは違うだろうと突っ込まれることが多いので段々不安です。

『夏ノ空』の限定版特典がしまパンであることを昨日知り、そうかーこれが件の先達なのかーと感心しましたが、世には「初版限定全員プレゼント! らぶほ〜る」なんて本もあるのでした。
さすが男性向け18禁は積み上げてきた歴史が違うぜ。ひさびさに尊敬の念を新たにしました。これぞ「お見逸れしました」というやつですね。その本のタイトルは失念しました。帯のインパクトが強すぎてタイトルまで目が行かなかったので。

いちぶっていうか、はんぶんくらいねんれいせいげんのあるはなしですね。

購入日記

2007年9月7日 購入日記
かつじ
『薬指の標本』小川洋子、新潮文庫

まんが
『らきすた』5巻

角川HotLine掲載のあれって、書店限定のものだったのかー!
知らなかった。単行本がなんともいえないグレーなのはもとがカラーだからなんですね。
作者はFateプレイしてるんだろうか……明らかにネタが2週目以降のものがあるんですが。

『薬指の標本』は買った後、病院で順番待ちしてる間に読みきってしまった。よかった。
公式サイトで紹介がないってどういうことなのよー!

アラビアンナイトからの抜粋でした。ひたすら旅を続け、天使や魔神に出会っては驚き、泣きじゃくり、果物や素晴らしい料理を食べ、と平坦にもほどがある展開を1冊読み通すのは結構しんどいです。
金曜日の入浴をはじめ、宗教的にどういう意味を持つのかいまいちわからないことが多いので、なんとなく読み流す。
それにしても、敵対する軍隊の皆殺し具合は容赦なさすぎてびっくりしました。
「象ごと乗ってる人間を打擲したら、潰れて象と人間の区別がなくなった(うろ覚え)」とか。さすが宗教戦争で屍山血河を築くだけあるぜー。

翻訳者であるバートンの経歴がものすごい。人間それ自体が物語のような人だ。

マイリンクの次はブロワだったのに、並びがぐちゃぐちゃになってるの気づかずに飛ばしちゃったのでした。

めもる

2007年8月18日 雑記
読了
『記憶の絵』森茉莉、ちくま文庫
『「世界征服」は可能か?』岡田斗司夫、ちくまプリマー新書
お、期せずして筑摩。

買ってきた
『武士沢レシーブ』文庫版。

なんでか京極の『旧耳袋』をスルーしていたことが発覚。
結構前に単行本になってたのね。なんで見逃していたんだろうか。

突然、太宰治が読みたくなったので本屋に行ったら、そこの太宰の文庫が全滅していた。少し前に誰かがまとめ買いしていったらしい。

暑いので冷房のないパソ部屋にいたくないです。
奈須きのこ、講談社BOX

信者にもいろいろあるけれど、そのうちには賛美する信者と罵倒する信者の二種類があって、わたしは確実に後者なのであるなあと思っておりましたが、何かの拍子に前者にシフトしそうで怖いぜ奈須きのこ。

・わあ太い。分厚くなったわねー。
・箱の背中を見て、
其は恒温の最高速。
不滅を矜る灼熱の揺り籠。
にかっくいーと唸った自分の中二病ぶりに呆れるやら微笑むやら。
・箱から取り出して開いたら、やっぱりおしゃれで目に悪い字体でがっくりき、しかしなんだか前巻と印象が違うので首を傾げつつページをめくっていったら、目次のところに「本文使用書体」が書いてあった。
ちなみに、漢字部分が「I-OTF 新隷書 Std M」ひらがな部分が「KR くれたけ M」だそです。
予想より読みやすい。
個人的には、上記の背中の文句なんかに使用されている明朝体っぽい書体のほうが好きなのですが。
・「S.vs.S」がなげえ。
・全体にギャグっぽいのりの地の文が楽しいです。シリアスよりこういう軽い調子であほなことをのりのりにやってるときのほうが好き。
・説明文から胡散臭さが消えた!なんてことだ!
・野球盤の説明が愛に溢れすぎ。かわゆいなあ。
・大詰めでの見開きイラストは卑怯、卑怯。不覚にも涙が出ます。
・なんで野球?

・日守秋星とその標的はキャラ立ちすぎ。
・そういえばみんなとち狂った名前だけど、何か意味があるのかしら。

・アンケートはがきがおしゃれデザインって、確実に勝負するところを間違えている。

感想めぐりしていたら、「大人の女性のキャラ造型ワンパターンすぎ」という突っ込みを目にしました。言われてみれば美人で暴虐で最強で大食いって同じすぎだ。
3巻が楽しみになってきました末期症状。
4日 『カラブリ』買ってくる。これはいい本だとてもいい本だ。このころは面白楽しかったのであることよのう。ああ。

5日 『楽園の知恵』読了。感想はあとまわし。

7日 『Fate/Zero』3巻買ってくる。読み終わる。感想は(以下略)

8日 『狼と香辛料』5巻を同上。

本日 『蒼海訣戦』4巻を買ってくる。あとだしは卑怯ですよ!

バートン版『千夜一夜物語』は正直しんどい。あのあたりの宗教についてほとんど知らない。
あの荒唐無稽さは、中国の物語に似てるかもしれない。と思った。
『となりの801ちゃん』2巻が出てたよー!
迷わず買ってきました。
801ちゃんはどうしてこんなに可愛いのかなー。
「ブーツのかかとを片方だけぶち折ってやりたい」だなんて、フェテイッシュにもほどがある愛情表現ぐっじょぶ。

なんでも適当にJUNEとBLにわけてみようの結果が、ものすご納得できたので、げらげら笑いながらやおいセンサー搭載の家主にどう思うか尋ねてみたら、「JUNEって何?」といわれました。ショックだ。

わたしも早く三次元やめたーい。
『真月譚月姫』5巻買ってきたよー。
同時発売の「はやて」を、近隣の店はどこも置いてないというのは嫌がらせなのでしょうか。

近隣といえば、近隣にはアニメイトすらないのですが、「zero」の3巻をどこで買ったらいいのでしょうか。
更に言えばPC関連のショップなんて以下略でありジャン(以下略)

不甲斐ないわ、今わたしオタクとして超不甲斐ないわ!
通販は諸事情により死ぬほどめんどいので却下です。
今月の富士見書房の新刊を買いました。

『Dクラッカーズ ショート1』あざの耕平
『スプライトシュピーゲル2』冲方丁

帰宅後、バベルの塔を形成し始めている未読本の山に追加。
夜、かるーく読めるものを、と積んだ山の一番上から取り出して絶句。
ぶ厚い……。
しかも冲方丁のほうは「ライトノベルは下半分真っ白ー」なんて暢気なジョークも裸足で逃げ出すようなみっしり具合でした。

中断中断また中断。
『楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史』牧野修、ハヤカワ文庫。

を買ってきましたが、手に取った瞬間ほんとにこれはあの『楽園の歴史』なのかと仰天しました。
なんでカバーがライトノベル仕様?
山本ヤマトに岩郷重力+WONDERWORKZ。とか、変な方向に無駄に気合が入ってるのはどうして?
牧野修をハヤカワで買おうとしてこのジャケットに遭遇したら、我が目を疑うのは無理ないと思うのです。
うん、棚にライトノベル山積みにしてるわたしでもこれはきつい。
なんていうか越えてはいけないジャンルとかレーベルとかの垣根を越えてしまっています。
絶対これ一部の客を逃がしてると思います。
勝負しなくていいところで勝負してきたなハヤカワ!

というのが初見の感想です。ハヤカワ連呼してるけどそれほどお世話になっていません。SF素人です。つまり偏見です。適当なイメージで適当なことを言っています。
これはSF玄人で人生のおおかたをハヤカワと創元にお世話になっているような人に聞くしか!

とりあえず、内容のどっからあの表紙絵が生まれるのかものすごく知りたい。
あと、牧野修の言葉は映像化しちゃダメなの、牧野修の言葉は言葉でなくちゃいけないのー!
『さよなら絶望先生』第九集買ってきたのです。

確かに「それ散る」の制服は過剰装飾だった……。
けど元ネタが18禁でもいいんですか、少年誌!
ていうかなんで今頃。

三分の一愛の告白台詞が、知っているのに思い出せないものばかりでもだえ死にそうです。
活字
『花夜叉殺し』赤江瀑、光文社文庫

漫画
『されど罪人は竜と踊る』浅井ラボ・灰原薬

上は耽美仲間の逝きたんが(『虚空のランチ』について)語っていたので。
下はもう狂ってる、わたしが。

今の今まで、赤江「曝」だと思っていました。
「つみびと」じゃなくて「とがびと」だと思っていました。
倉橋由美子、講談社文庫ー。
鬼に変貌していく老婆を捨てた息子と、その嫁の意外な末路とは……。「姥捨山」や、織女と牽牛の「天の川」といった、有名な昔話をベースにしながらも、独特の解釈で綴られた10の物語。大ベストセラー『大人のための残酷童話』の著者が。性欲や物欲、羞恥心といった、人間の奥底にひそむ情感を見事に描きだす。
カバー背表紙よーり。
「ある老人の図書館」はバベルの図書館を彷彿とさせてとても素敵なのですが、それ以外は、わかりやすいのはいいんだけど、そのせいで面白みが薄いです。
『パルタイ』の、女子寮での暮らしとか、しいたげられる犬っぽい生き物とかは、わけわからなくても面白いし強く印象に残ってますもの。
露悪趣味なのはよくても、安直なのはいかんよね。
『大人のための残酷童話』までがボーダーラインでしょう。
元ネタがわからない話が結構あります。
カバー背中の解説は、お手本のように駄目どうでもいい説明ですね。
『人体の不思議〈第1巻〉支える、動く 骨・筋肉系』
メディッシュ/丸善

筋肉ってどうなってるのかずっと疑問なのでした。
アマゾンで評判良く、お値段も(とりあえずどこから手をつけたらいいかわからないまま冒険するには)手ごろ。
ムックっぽい見た目。薄いけどフルカラー。よい買い物をしました。

関係ないですが玄鉄絢が「百合姫」で漫画描いてますよ!
表紙に名前があるのを見ただけで「はやく単行本出ないかな」と思ったわたしは先走りすぎます。
時雨沢恵一、電撃文庫。

2回目になるとやはり1巻ほどのインパクトは感じられませんでした。
あと、パロネタの選択が微妙です。もうちょっとネタは選ぼうよ!
木乃と茶子せんせいがかわゆすぎる。
軍ネタのプリントパジャマは売ってたら欲しいですよね。欲しいよね。欲しいわ。

作中で語られる陳腐な少年の夢が、テンプレ王道いい話すぎて涙が出ました。こんな擦り切れたネタで泣けるわたしがアホです。

スペインの雨は主に平野部に降る。
The rain in Spain stays mainly in the plain.
活字
『「世界征服」は可能か?』岡田斗司夫、ちくまプリマー新書

漫画
『マザーファッカーズ 底辺BL作家の日常』

『マザー〜』のほうはジャケ買いです。表紙の漫画がおかしすぎる。
『災厄の一日』
『くちづけには長く、愛には短すぎて』
『そして、楽園はあまりに永く』
『追憶の欠片』
『まどろむように君と』
『されど罪人は竜と踊る Assault』
浅井ラボ、角川スニーカー文庫。

2巻を読んだら矢も盾もたまらず一気に購入してきました。
聞きしに勝る。
『灰よ、竜に告げよ』浅井ラボ、スニーカー文庫。

近いうちに全巻揃えることにしました。され竜。
このタイトル見るたびに何か思い出すなー、と思ったら、ベニー松山の『風よ、龍に届いているか』でした。読んだことないけど。
そして今ベニー松山という名前が出てこなくて、山本弘で検索してました。やや関連があったらしくヒットしたので結果オーライ。
浅井ラボ、角川スニーカー文庫

かなーり前からかなーり気になっていたのですが、なんとなく手をつけそびれていた「され竜」買ってきました、そして読みました。

作中作引用をのぞく開始1行目から嫌な既視感。あ、きしかん一発変換で出ないんですね。
この「號っ!」ってなんか見たことあるどこかで確かに見た。なんだろう、と首を傾げつつ読み進めて、11行目の

「銀嶺氷凍結息っ!」

で死ぬかと思いました。
太字の強調でそれはない。
嫌な冷や汗よりも壮絶な恥ずかしさに本を放り出して悶絶したのは本当です。
「こ、これは……っ」と声にならない声が、むしろ脳内に文字で浮かびました。
なんで恥ずかしいかは過去の自分に尋ねるといいですよ。わからないひとは幸せな、清らかな人生を歩んできたのですね。ねちねちと自分設定をノートに(これ大事。あくまでノート。あくまで手書き)細密に偏執的に膨大に書き連ねていた人は、まず間違いなくわたしと同じ恥ずかしさを味わったと確信します。
壮絶な恥ずかしさに耐えて読書に復帰したところで思い出したんですが、この「號」一文字を捕らえてマイノリティと誇りと挫折について読書感想文を仕立てたサイトさんがありましたね。今探しに行ったらもうなかったのでものすごく残念です。せっかくこうして小説本体を読むことができたのに、あの素晴らしいネタ感想文をもう読むことができないなんて! 残念至極であります。

そしてその後に続く過剰そのものな戦闘の描写にがっちりハートをキャッチされました。うわーい。趣味がもろばれー。
こういう無駄に過剰でみっしりなテキスト大好き。
次の章の冒頭の列車通勤風景もそれはもう素敵。完全な中世ヨーロッパ風ファンタジーかと思ってたら妙に現代っぽく予想を裏切られました好き。
ここからはもうにやにやしながら既にのめりこんでおりました。まる。
猊下超いいよ根性捻じ曲がった眼鏡権力者がお茶目だとご飯がすすみます。
ニドヴォルクも好みのタイプで大変嬉しい。
あと、椅子。椅子、椅子?!
椅子なんだ……。

最近、ファンタジーを読んでるはずなのに、売り浴びせだのトリニトロトルエン通称TNTだの、なんだか予想もつかない単語が飛び交う本ばかり読んでますとても幸せです。
このやりたい放題具合がとても好ましい。
あと、久しぶりに常用外っぽい漢字を乱発・登録したので、投稿した後に派手に文字化けしていないかちょっぴり心配です。

わたしなんでこんなにテンション高く熱くキーボードを叩いているのだろう……。
愛か、愛なのか。
『されど罪人は竜と踊る』浅井ラボ、スニーカー文庫

一部で名高いというか「鬱展開」となったら必ず名前があがる「され竜」買ってきました。
鬱展開楽しみだよ鬱展開。
どこまで手を広げたら気が済むのか、自分でももうわかりません。

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