横溝正史、角川文庫。

ひとまず読了記録のみ。
まだ続く購入日記。
来年にまわそうと思っていたポー全集をまとめ買いしてしまったわー。
『小生物語』乙一、幻冬舎
『ポオ小説全集1〜4』エドガー・アラン・ポオ、創元推理文庫

なんかちくまに目覚めそうです。
鋼屋ジン+古橋秀之、角川スニーカー。

古橋秀之による、ニトロプラス作品『デモンベイン』のノベライズ第三弾。
西博士充満。

毒量目も、もとい読了メモのみでごめんなさい。
なにはさておき、最高だったということだけ叫んでおく。
『斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計』
鋼屋ジン+古橋秀之、角川スニーカー。

入荷×冊から朝一ですっこ抜いての購入ですうへへへ。
そういえば鋼屋といえば、Zeroのとこでコメント出してましたね。明らかに浮いてるのは本人も承知らしい。
いやー「空気読めない」には爆笑しました。

ああーああー地方在住の身を呪うぜー。
誰かっ、誰かおらんのか!(そんな都合のいい人間はいない)
ああああ、明日27日なのに、本屋に行けないじゃないですかーーー!
どうしよう、死んでしまう(大げさ)。

本日の収穫。
『蒼海訣戦』1巻 納都花丸

どこでもドアがあればなあ、実家の兄の部屋に乱入して第二次大戦関連の本をあさり倒すのに。
ちゃんと『殺人鬼』注文してきましたよ。
『喘ぎ泣く死美人』横溝正史、角川文庫。
うわ、わたし『殺人鬼』買い逃してる!
とりあえず取り寄せ注文するかー。

『マリニー』延期だとかこないだうろたえておりましたが、あれは「公式で1月1日発売」なので、ネットショップなどでは「実際に出回る12月末の日付」が出てるんです。
ということを知らないで、1月発売とな、すわ延期!と慌てた人の情報を鵜呑みにしてしまったわたしは、匿名掲示板を使用するのに向いてない迂闊さを激しく露呈。
信じた人ごめんなさい。わたしと一緒にネットについて学びなおしましょう。
中島敦、岩波文庫。

はじめて知ったのが、高校生のとき。国語の資料集に「山月記」からの引用が載っていたのでした。
己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず、また、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった。

これが当時あまりに衝撃で、読まねば、読むならば原文で読むのだ、と固く思い込んだばっかりに、結局今の今まで読むことが出来ずに人生の曲がり角をひとつ曲がり損ねた感じ。
今衝撃を受ける点はそこではなくて、むしろ「臆病な自尊心、尊大な羞恥心」のほうでありました。
いちいち掌をさすようにぴたりぴたりと人の心の弱いところをえぐってくれるので、引用まみれにして語ろうかと思いましたが気力がないので長文感想はまた今度。
読み手がえぐられると思っている事柄は、すなわち作者がえぐられてしんどかったことなんだろうなー。
南洋の華やかで寂寥極まる真昼も素敵。
「文字禍」や「牛人」はわたしの中では幻想文学に分類されてます。
これくらい硬い漢文調の文章が一番好みに合っているかもしれない。
ああそれにしても曲がり角を曲がり損ねてしまった。
ホルヘ・ルイス・ボルヘス編纂・序文/酒本雅之・竹村和子訳

イタリア、フランス、ドイツ、スペインで刊行された国際的出版物の日本語版。現代文学の巨匠J.L.ボルヘスが編集、各巻にみずから序文を付した、夢と驚異と幻想の全く新しい「世界文学全集」。ポー、カフカ、ドストエフスキーからアラビアン・ナイト、聊斎志異まで、文学のすべてがこの30冊のなかに! イタリア・オリジナルの装幀。  突然理由もなく妻のもとから失踪し、ロンドンの大都会のなかで「宇宙の孤児」と化した1人の男の物語「ウェイクフィールド」に「人面の大岩」「地球の大燔祭」「ヒギンボタム氏の災難」「牧師の黒いベール」の全5篇。

最後の「牧師の黒いベール」を、ラスト3ページまで読んで3週間放置プレイした自分は強いと思う。
面白いことは面白かったけど、合わなかった。
オチに求めるところが違いすぎた感じ。
要するに趣味の違いということですね。
「ヒギンボタム氏」が一番趣味に近くて、「人面の大岩」が一番遠かったかしら。大岩が多いわって変換されて怖いタイトルになった今。

雑記

2006年12月19日 雑記
これが欲しいんですけど、超高い。

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&;;q=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%93%E3%82%8F%E3%81%84%E8%A9%B1%E3%81%B5%E3%81%97%E3%81%8E%E3%81%AA%E8%A9%B1%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%9B%86&lr=

ラヴクラフトの作品が収録されてる巻なんて、アマゾンで9800円ついてました。
地道に作者のほうから探すか……。
来年の目標はこのあたりにしようっと。

『小鳥たち』

2006年12月17日 読書
アナイス・ニン、矢川澄子訳、新潮文庫。

「ヘンリー・ミラーとの奔放な愛に生きた美貌の女性作家ニンが、一人の老人コレクターの楽しみのために匿名で書いた、繊細で脆く、強烈で妖しいエロチカ。」

というわけでエロ小説です。短編14本収録。
表題作の「小鳥たち」は、女学生の前で露出したい変態男が、女の子を呼ぶための口実に小鳥を飼い、そして露出する話。
「うっわー変態だ」
という感想しか出てきませんでした。
芸術作品に対してなんたる冒涜ーイエー。
解説が三浦しをんなのは、新しい層を取り込むためなのかしら。
注文主が「詩は切り落とせ」と至上命令を出していることを知らずに読むと、わけわからなさ百倍。
『観用少女 明珠』川原由美子
『暴れん坊本屋さん』1・2 久世番子

行きつけの本屋さんで発売前から「これが買えないと年が越せないんです!」とむちゃくちゃ言っていたプランツドール完全版。
本日無事入手いたしましたー!
「この装丁でこの値段は安いよねー。実物見てから(わたしの客注とは別に)店用に入れようかと思ったらもう品切れだったよー」
「ですよね!ああもう素敵ー!ひゃっほー!ありがとうございます!来年1月下旬に2冊目が出るんでそれもお願いします!」
いやあ10年待った甲斐がありました。
「嵐」と「蜜月」が好き。単行本未収録分は「オーロラ姫」と「ユメデアウマナザシ」かな。
うっしししし。
『絶望先生』の第6集げっとー!
先生かわいいよ先生。
一言で三男の立場を軽やかに容赦なくひっくり返していく景さん素敵。
今回あびるが一番高感度高かったきゅんきゅん。
「前提」と「避けられる」がゲシュタルト崩壊起こした。
『泥棒日記』ジャン・ジュネ、朝吹三吉訳、新潮文庫
『小鳥たち』アナイス・ニン、矢川澄子訳、新潮文庫

実はみじんこは新潮文庫のまわしものだったんだよ!

な、なんだ(以下略)。

大体このやり取りが行われるとき、「実は」以下は嘘っぱちであることが多いですよね(元ネタではほぼ例外なく)。

『痴情小説』

2006年12月12日 読書
岩井志麻子、新潮文庫

短編集。買うタイミングが悪いのか、またしても現代・東京・岡山・ベトナムの男の話ばっかりで、そろそろ飽きてきました。
同じことを繰り返し書くのはいいけれど、ここまでディティールが同じだとさすがに食傷気味。
テレビでもまた同じ話をしてるらしいしなー。
ちょっと岩井志麻子おやすみします。

突っ込む

2006年12月12日 雑記
12月12日ですので公式サイトを見ました。

「Fate/Zero Vol,1」

Vol,1

思わず大文字などとテキスト装飾をやらかしてしまうくらい動揺しました。
つ、続くんですね……。
『パルタイ』倉橋由美子、新潮文庫
『眠れる美女』川端康成、新潮文庫
『私家版日本語文法』井上ひさし、新潮文庫

新潮文庫フィーバーがはじまったので、いい加減開き直って年越しまでにあと10冊買うことにしました。
日本海軍熱と太宰ブームが自分の中で復活したので、10冊でおさまるかどうかもはや自信がありません。
積み本と後回し読書感想は来年やります。
安野モヨコ、講談社文庫。

読んだー。
『美人画報ワンダー』安野モヨコ、講談社文庫。
『痴情小説』岩井志麻子、新潮文庫。

自粛自粛と自分に言い聞かせても、買い忘れを発見するとたまらない。
このままでいくと、年越しまでに何冊買ってしまうことになるんだろうか……。
10冊超えてないように祈るしか。
あんまり自分に呆れたので、タイトルもアホらしくしてみました。
今日も漫画買い。
しかも今日本屋に入った新刊。

『歌姫』
『蒼海訣戦』2巻

上はなんとジャケ買いです。うはー、信じられない、人間お金があるとこうも歯止めが利かなくなるものですか。
そんで「おお、みじんこさん珍しくリブレですか」といわれました。女性向けの本読みませんからなあ。
そして家帰って読んだら、見事にBL本ではなかったオチ。
後者はあれだ、ネコミミ生えた仮想戦記で水雷艇だの推進器だの言われたらもうたまらんですよ。シミュレーション内でシミュレーションみたいな。ハードなのかソフトなのかわからんテイストですよね。

ここまで書いても「漫画については書かない方針」を貫いていると言えるのか果たして。
『百鬼園随筆』内田百?、旺文社文庫。
『タイタス・クロウの事件簿』ブライアン・ラムレイ、夏来健次訳、草原推理文庫。

発狂したような組み合わせですねと言われましたがこれが普通です。
古本屋であれこれ探していたところ、たまたま発見した百?先生の随筆が、かなづかい原文という素晴らしい文庫本であったので、その場で購入しました。旺文社文庫なんてはじめて見たよ(失礼)。
後者はまあネタ程度に。「ド・マリニー」延期らしいですね……。

家主が『ローマ人の物語』に大はまりして、文庫を3巻以降26巻まで一気にそろえていました。
ううん、意外なところに布教が成功していますよ部長(仮名)。
3巻以降は借りて読もう。

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